正月四日14時頃、氏子総代、祭りで舞をつとめる神子たちが天龍川と虫川合流点にて、こりとり(禊)を行う。
顔を洗って口をすすぎ、笹で水を体ににかけたり、天龍川の流れに入り一年の身の汚れを清める。服を脱ぐとき、水を笹の葉にてかき洗すとき、こりをとり終わり服を着るときにそれぞれの唱えごとがある。
・ 服を脱ぐときの唱えごと
一、昔よりあかの衣をぬぎすてて こりとる時は我が身こそ清まる
・ 水を笹の葉にてかき洗すときの唱えごと
一、奥山のいっそう川をかき流し くみとりて肩にかけると我が身こそ清まる
・ こりをとり終わり服を着る時の唱えごと
一、昔よりあかの衣をぬぎすてて 今着るこそは清じのかたびら
以上の三つの唱えごとをしながらこりとりをする。
各自、天龍川の水(浜水)を竹筒にくんで家に持ち帰り、その水を家の四隅に笹でかけて家中を清める。
竹筒の浜水は湯立の際に釜に注がれる為、家を清めた後大森山諏訪社へもっていく。