水の王様は坂部の冬祭りのおいて最もあらたかな面のひとつである。面形迎えにおいて大森山に迎えられた水の王様の面は楽頭様の上にて休まれ、祭りのすべてをわかる氏子総代によって舞われる。水の王様が登場すると釜の湯が静まるといわれている。また、水の王様がはねる釜の湯にかかるとご利益があるといわれるともの、罪を犯したものがあびるとたちまち火傷をしたと伝えられている。