日月面は歯の欠けた男面で、ボロボロの上衣に袴をはいたいでたちで舞堂いっぱいに手をたたきながら飛び跳ね、五方を拝む。 観客、せいと衆より「しらみがわいとるぞ」などと囃され、歯を磨く仕草等をして人々の笑いを誘う。しばらくすると紋付振袖姿の女郎面が登場し、五方をおがむ。しばらくたわむれた後に日月面は女郎面の肩を抱き幕内へもどってゆく。 日月女郎面はいわゆる道化であり、伝承では日月面は天手力男命、女郎面は天のしずめの命といわれている。